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婚活サイト「エキサイト婚活」のコラム 地方自治体の婚活支援に見る日本の婚活状況の実態/その1

近年、言わずと知れた婚活流行りであるが、「婚活」という言葉が全国レベルになったのは、山田昌弘、白河桃子共著による「『婚活』時代」(ディスカヴァー携書/2008年刊)以降といっても過言ではないだろう。「もはや結婚はデフォルト(初期設定)ではない!」と、誰もがそのうち自然に結婚することになるわけではないという事実を知らしめた名著は、私たちにその現状を突きつけ、真剣に対峙させることとなる。出会いの機会を得るには自助努力が必要である、と。

最初は「」付きで、「婚活」(就職活動になぞらえた結婚のための活動)など扱われていた言葉だけれど、最近は「」が取れ、至って一般的に使われているように思う。地方の自治体なども盛んに婚活支援に尽力しているが、その報告書にはたいてい、上記の「婚活」の由来が載っていたりするのだ。

昨年度のそういった報告書を見る機会を得た。それによると、地方自治体が婚活を支援する背景には、晩婚化、未婚化が進行して20年後、男女とも4人に1人が結婚しない社会になりかねない状況を憂える姿がある。生涯未婚率を、平成22年と昭和55年で比較すると、男性が2.60%から20.14%、女性が4.45%から10.61%と、大幅に上昇。すなわち20年後、現在20歳代の婚活男子の30%、婚活女子の23%が一生独身であると予想されている。

未婚者の若者たちはの多くは「いずれ結婚したい」と思っているが、男性の61.4%、女性の49.5%が、交際相手がいないという調査結果が。内閣府が平成22年に実施した「結婚、家族形成に関する調査」によると、「恋人として交際している異性はいない」と答えた未婚者は63.7%。このうち4割が「一度も交際したことがない」と回答している。気になったのは、交際経験がない人の割合は、「都市」より「地方」に多いという結果。東京よりも自由とは言い難く、とはいえ結婚のプレッシャーが強いであろう地方では、結婚戦線は苦戦を強いられるはず。だからこそ、自治体などがサポートに乗り出しているのだが。

未婚の理由(25歳〜34歳の男女による回答)だが、1位は男女とも「適当な相手にめぐり会わない」で全体の6割。2位は、婚活男子が「結婚資金、結婚後の生活資金不足」で32.1%、婚活女子は「自由や気楽さを失いたくない」で29.5%という数字。これには驚いた。「『婚活』時代」から未婚の状況を抜粋すると、「女性にとっては、結婚がかつてのような生活必需品ではなく、自分の嗜好に合わない結婚ならしたくないのが本音」ということになる。また、「日本の男性はすっかり受け身の王子様。男性の婚活にまず必要なのは、傷つくことを恐れない勇気を持つこと」だそうだ。

現実的な経済問題が足枷となって結婚を迷う男性と、自己実現のパスポートに照らし合わせずにはおれない女性とは、結婚へのベクトルが違い過ぎる。ただ、男性の草食化が叫ばれて久しいのは問題かもしれないけれど、女性が我慢を強いられなくなったことは悪いと思えない。もちろん、わがままの一語で片づけられてしまうこともあるかもしれないが、おしんみたいな結婚生活ならする意味あるの? って思ってしまう。女性の我慢の上に、あるいは、どちらかの我慢の上に成り立つ結婚なら意味がないのではないだろうか。

とはいえ、それ以前にまず重要なのは何といっても“出会い”である。そのために、地方自治体がいかにプランニングし成果を挙げているかは、次回に譲らせていただきたい。
(稲木紫織)

2013.02.12

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