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婚活サイト「エキサイト婚活」のコラム 「たかが年収? されど年収!」収入に見る結婚意識の男女格差

「自分より年収が低い男性/高い女性との結婚は?」というアンケートを、婚活サイト「エキサイト恋愛結婚」が実施した。対象は現在ネット婚活中の会員さんである。

その結果にびっくりしたのは、自分より女性の年収が「かなり高くてもOK」な男性が73%だったこと。“ヒモ”願望か、とか男性が弱くなって……などと推測する人も多いかもしれない。しかし、本当にそうなのだろうか?

本来、男女は平等で互いの仕事や生き方を尊重すべき、という建て前はあるだろう。しかし、女性にしかできない出産という仕事を女性が引き受けるなら、男性が生活の糧を得る仕事を引き受ける、というライフスタイルの歴史が長く保たれてきたのも事実。

昔と違って現代の女性は自由に仕事を選べるが、出産年齢にはリミットがあり、仕事も結婚も出産も……と望んだ場合に突きつけられる現実は男性よりハードルが高く、かつてより自由になったと言い難い部分も多い。かといって男性側は、女性の生き方の変遷に翻弄され、旧来の家父長制に端を発する“男らしさ”の呪縛から逃れられないと同時に、イマドキの女性たちからの不満や突き上げに右往左往してはいまいか。

働く女性からすると、男性は「俺が妻子を守る」姿勢は持ちつつ、女性個人の自由や生き方を尊敬し、家事や育児は“手伝う”のではなく当然の共同作業として捉えていてほしいのではないだろうか。女性の収入が少ない、あるいは無いことに対して、「誰のおかげで食べられてると思ってるんだ」と発言する男性は、専業主婦からも疎まれて当然である。
とはいえ、女性の年収が多いことで自信を失って卑屈になられても困る。73%全員が同じ趣旨ではまったくないだろうが、女性の地位に対するある種の“明け渡し”感を、私はこの数字に見る。ヒモ願望で婚活サイトに登録する人はいない。収入が多いに越したことはない、と思うのは不自然な感情ではないだろう。この数字に私は、女性がさらに選択肢を広げ、自由に生きていいという可能性を感じるのだ。

一方で、「自分より年収が低い男性との結婚は?」に対する「かなり低くてもOK」な女性はわずか3.3%、「考えられない」が61.3%。女性の「養ってほしい」願望なのか、「出産前後はどうしたって働けない」自然の摂理に忠実なのか、この数字は意外なほど保守的な気がする。

この何十年か「仕事と家庭の両立」は常に女性の問題だった。しかし、非正規労働者の30代男性の75%が未婚というニュースが先日話題になったように、収入の問題で男性の結婚率が下がっている昨今、女性の経済力がそれを跳ね返す時代になった。収入の問題ばかり喧伝されるとウソ寒い気持ちになるかもしれないが、結婚生活は、お金に換算できない関係だからこそ成し得る世界。なにしろ愛なくしては始まらないのだから。

またネット婚活は、普通だったらすぐには聞けないようなデータを事前に入手できるという醍醐味が。そこから展開するアピール作戦には、無駄を省けて自分らしさも投入できる。

女性が仕事と家庭を求める場合、男性は、最初は女性の収入へのリスペクトからであっても、次第に人間としての意見や存在感に触発されるようになるのは必然だと思う。女性も言いたいことは溜め込まず、身体がしんどかったら我慢せず、たとえケンカしてでもより深い関係になれるよう互いに思い合わなければ、真の心の絆は築けない。

「女性の収入を当てにしている」と怒るより、収入の部分から“明け渡された”領土へ、ポジティブに様々な付加価値を与えていくのが、これからの私たち女性の挑戦であり楽しみではないだろうか。
(稲木紫織)

2012.09.29

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